俺のおじさん、田中さん

1月 17th 2014 · Read More ·

俺のおじさんはすげー面白い人で、小さい頃からよく遊んでくれた。社会人になって、仕事関係で、おじさんとよく会ったりしてるから、未だに結構仲が良い。

仕事上の都合で、血縁関係を伏せて、お互いに同じ苗字だけど、「田中さん」って呼び合ってることにした。

田中さんは経験豊富で、仕事に関する評判がよかった。俺も田中さんと仕事をしてると、とっても勉強になって、仕事にやりがいを感じてる。そういったところはとってもよかったけど、私生活に関して、おじさんの生き方に賛同できない気がする。

他人の生き方まで否定するとこが確かに俺はそういう権利がないけど、実際に田中さんに関してそう思えてしかたがありません。

田中さんは女遊びが激しいです。そのせいで、13回離婚してます。慰謝料や養育費で年中もめていて、見てるだけで痛々しい。区役所や離婚調停所の常連で有名。最近やっと、子供たちも大人になって、養育費の支払いはやっとちょっと落ち着いたところで、田中さんもさすが懲りただろう。「俺はもう女遊びをやめて、身を固め、普通に真面目に生きることに誠に誓う」っておじさんの言葉に、俺まで心を打たれた。

「今度真剣に結婚を考えてる人がいるんだ」おじさんが照れくさくて、俺に写真を見せた。

いいよいいよ、いまさら何照れてんの。って、携帯にごりごりの鬼ギャルの子が映ってる。

「これがおまえの新しいおばさん。ちょっと若いけど、年齢に関係なく、おじさんは今度こそ本気なんだから」って、田中さん、あんた本気!?今一瞬でもあんたを信じた俺がバカだった。


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離婚騒動

12月 1st 2013 · Read More ·

おふくろから電話がきた。「今週末家に帰ってこい」と、俺が返事する間もなく、電話が切れてしまった。ただらなぬ声のトンで、俺は週末に約束があるのに、おふくろに「病欠」を申し出る勇気はなかった。

実家に帰った時、皆がもう揃っている。雰囲気が重っ!俺は場を盛り上げようとしたら、母がそれを察してるように俺を睨んだ。はい、はい、止めときますよ。

俺は大人しく机の前に座った。

なんだこの重い空気。不思議に思ってしようがないけど、何もいえなかった。

やっとおふくろが口をひらいてくれた。
「食事の前で申し訳ないが、重大発表があります」
・・・
「おじいちゃんはおばあちゃんと離婚することになりました」

「は、はい!?」俺、自分の耳を疑った。熟年離婚ってやつ!?ってか、じいちゃんもばあちゃんも年を合わせて150歳を越えてるから、熟年より過熟でしょうって思ったら、俺は思わず「ぷっ」って噴出してしまった。で、皆ににらまれてしまった。

「う~ん、とりあえずそういうことなんだ。さぁ、ごはん食べよう」とじいちゃんが号令を出した。

皆は「そんなことを言われて、ごはん食べられるか」って顔をして、何故じいちゃん、ばあちゃんは離婚したいかって聞くまでの気力も残らずに、皆はさっさと食事を終わらせて、帰ることにした。

2日後におふくろから連絡があって、じいちゃん、ばあちゃんは離婚しないことになったと告げられた。結局なんなんだろう!

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